- 我慢汁で妊娠する確率はある？
- 中出し・外出しよりリスクは低い？
性行為での妊娠といえば、射精を思い浮かべる人が多いですが、我慢汁での妊娠確率はゼロではありません。
厳密には、我慢汁に精子は含まれず生殖能力はないものの、我慢汁に精子が混ざる可能性があるからです。
「射精前にコンドームを使用したり、膣外に外出しすれば大丈夫と思っていた」など避妊に関する認識の誤りで妊娠した人もいます。
妊娠を望まない場合には、72時間以内にアフターピルを服用する緊急避妊方法があります。
アフターピルをオンライン診療で処方してもらえるソクピルはオンラインで診療を受け、自宅にいながらアフターピルが届くため、不安がある人は一度相談してみましょう。
我慢汁で妊娠する確率は？
我慢汁には精子が含まれていないので、我慢汁だけで妊娠する確率はありません。
ただ、我慢汁と精液は同じ尿道を通るため判別がつきにくく、我慢汁に少しでも精液が混じると妊娠する可能性があります。
我慢汁は俗語で、一般的には「カウパー液（カウパー氏腺液）」と呼ばれます。
性的刺激を受けて長時間勃起が持続すると，尿道の先端から透明な粘り気のある液体が出てきます．射精の前に出てくる液体なので，俗に我慢汁と言われていますが，これがカウパー氏腺液です．
カウパー液は、性的刺激を受けると射精の前に出てくる液体です。
性交と授精をスムーズにするはたらきがあると言われています。
よく我慢汁だけで妊娠したという意見がネット上で見られますが，純粋なカウパー氏腺液の中には精子は含まれません．我慢汁と思っていたら，実は既に精液が少量出ていたために妊娠に至ったということになります
ネット上には「我慢汁だけで妊娠した」との声があるものの、厳密には精子を含まない我慢汁だけで妊娠はしません。
我慢汁と精液が混ざった状態の場合、妊娠する確率があります。
我慢汁で妊娠した人の4つのパターン
我慢汁で妊娠した人は、我慢汁だけではなく精液や精子が混じっていたことが挙げられます。
具体的には次の4つです。
コンドームを付けるタイミングが遅かった
我慢汁で妊娠した人は、コンドームを付けるタイミングが遅かった事例があります。
我慢汁だけでは妊娠しませんが、射精前にも精液や精子が尿道に出ることも。
「まだ我慢汁だから大丈夫」とコンドームを付けていないタイミングが少しでもあれば、妊娠の可能性は否定できません。
妊娠を望まない場合は、性行為の最初からコンドームを着用しましょう。
排卵後～生理中は妊娠しないと油断していた
排卵後～生理中は妊娠しないと油断して、いつもより避妊を怠るケースもあります。
一般的に、排卵日の6日前～2日後が妊娠しやすいものの、月経不順などによって排卵日がズレると妊娠が可能な期間も変わります。
安全日には避妊しないカップルもいますが、安全日は「妊娠しない日」ではなく、「妊娠しにくい日の目安」です。
「生理中だから我慢汁ぐらいはOK」と考えると、思わぬ妊娠につながったり性感染症のリスクも上がります。
同日2回目の性行為で精子が残っていた
我慢汁に精液が混じっていなくても、尿道に精子が残っているケースも妊娠の可能性があります。
精液も我慢汁と同じ尿道を通るため、2回戦（同日2回目の性行為）や直前の自慰で射精していれば、我慢汁に精子が混ざることも考えられるでしょう。
妊娠の確率を防ぐには、男性器や分泌物が女性器に触れるのを避けることが必要です。
性行為の途中でコンドームが外れたり破れた
性行為の途中でコンドームが外れたり破れた場合も、妊娠するケースがあります。
コンドームが外れたのが射精前で我慢汁しか出ていなかったとしても、我慢汁に精液が混ざっている可能性は否定できません。
コンドームでの避妊失敗率は次のとおりです。
| 理想的な使用 | 2.0% |
|---|---|
| 一般的な使用 | 18.0% |
正しい使い方でコンドームを使い続けていた場合は2%、一般的な使用であれば18%、避妊を失敗する確率があります。
コンドームが外れたり破れたりして妊娠するのは、他人事ではないでしょう。
我慢汁での妊娠が不安になったときの対処法
我慢汁での妊娠が不安になったときの対処法は次の4つです。
パートナーと妊娠について相談する
我慢汁での妊娠が不安になったときは、まずパートナーに相談しましょう。
性行為での妊娠は女性だけの問題ではなく、男性にも責任があります。
両者が成人で、婚姻関係または結婚を前提とした交際や性交渉をしているのであれば、予期せぬ妊娠であっても嬉しい出来事となるケースも。
「結婚期間が妊娠期間より短い出生」の数及び「嫡出第 1 子出生」に占める割合、いわゆる授かり婚（デキ婚）の割合は令和元年で18.4%と珍しくはありません。（参考：厚生労働省「令和３年度 出生に関する統計の概況」）
授かり婚は一定数あるものの、否定的な意見も見受けられます。
事前に両親にパートナーを紹介しておくなど、妊娠を受け入れてもらえる状況を作っておくことも大切です。
未成年であれば親に相談する
あなたやパートナーが未成年であれば、親に相談すると万が一の妊娠に対して、素早い対処がしやすいです。
多くの女性は、親に望まぬ妊娠の可能性があることを伝えにくいでしょう。
そして、万が一妊娠していた場合もなかなか言い出せず、中絶のタイミングさえも逃してしまうケースも。
次に紹介するアフターピルも、年齢によっては処方に保護者の同意が必要であったり、クレジットカードで決済をした方が早く届くこともあります。
親に相談できるのであれば、早いうちに話すことをおすすめします。
【性行為の後なら】アフターピルを服用する
我慢汁や精液で望まない妊娠の可能性があるなら、アフターピルの使用を検討しましょう。
日本産婦人科医会では、緊急避妊の方法としてアフターピルを提示しています。
避妊しないセックスをした、コンドームが破けた、ピルを飲み忘れたなど、「妊娠するかも」と思ったら、72 時間以内に緊急避妊ピルを1回飲むだけで、80％は妊娠を避けることができます。
副作用はほとんどありません。軽い吐き気などがある人がいます。
一般的なアフターピルは性行為から72時間以内、長いもので120時間以内に飲むと妊娠阻止の確率が上がります。
望まない妊娠で中絶することになった場合、費用は10万～50万円、心身ともに負担も大きくなることに。
アフターピルであれば、1万円前後から手に入り副作用もほとんどありません。
「ソクピル」は、アフターピル専門のオンライン診療で医師が24時間待機しています。
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アフターピルは1秒でも早い服用で避妊効果が高まるため、悩んでいる人はまずカウンセラーにLINE相談をしましょう。
【性行為の前なら】日常的に低用量ピルを服用する
我慢汁は精液が混じると妊娠の可能性があるため、性行為の最初からコンドームを付ける必要があります。
本来、妊娠を望まない性交渉であれば、男女双方が責任を持って避妊するべきです。
ただ、なかにはコンドームを使った正しい避妊ができない場合もあるでしょう。
- 雰囲気によってコンドームの使用が性行為の途中からになることがある
- コンドームが外れたり破れたりしたことがある
コンドームの妊娠阻止率は100%ではないため、日常的に低用量ピルを服用する方法もあります。
低用量ピルは避妊目的だけでなく、生理痛やPMS（月経前症候群）の緩和にも効果的です。
低用量ピルの正しい服用で、妊娠の確率をゼロに近づけられるため、コンドームでの避妊と併用するのもおすすめです。
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注釈
※1 低用量ピルの毎月定期プランのみが対象です。LINE登録時に送られるクーポンコードが必要になります。
※2 Oopsご利用者1822人の「診察に満足しましたか」への回答。2022年11月実施、ピル処方以外の科目も含む。
中出し・外出しの妊娠確率
膣内で射精を行う「中出し」と比べると、膣外射精の「外出し」は妊娠確率が低いと言われています。
ただ、我慢汁と同じく、外出しも膣内に精液が入る可能性は十分にあります。
一般的な方法で、中出しと外出しをした人の避妊失敗率は次のとおりです。
| 中出し（避妊しない） | 46.0% |
|---|---|
| 外出し（膣外射精） | 22.0% |
避妊せず中出しした場合の妊娠率の46%に対して、外出しは22%です。
外出しで妊娠する確率は中出しよりは下がりますが、避妊法として用いるにはリスクは大きいでしょう。
我慢汁の妊娠についてよくある質問
我慢汁の妊娠についてよくある質問をまとめます。
知恵袋などの掲示板で「我慢汁で妊娠した」との投稿があるけれど本当？
我慢汁そのものには精子は含まれないため、厳密には我慢汁だけでは妊娠しません。
ただ、我慢汁に精液が混じる可能性は十分にあり、「我慢汁で妊娠した」と表現されることがあります。
我慢汁と精液は見分けられる？
我慢汁は透明な粘り気のある分泌物なのに対して、精液は白く濁っています。
それぞれを見分けることは可能ですが、我慢汁に精液が混じっているかを判断するのは困難です。
「我慢汁だけ」と誤認して妊娠につながるケースもあるため、避妊は丁寧に行いましょう。
我慢汁での妊娠確率についてまとめ
我慢汁での妊娠確率について解説しました。
- 我慢汁のみでは精子を含まないため妊娠しない
- 我慢汁に少しでも精液が混じると妊娠の可能性がある
- 中出しの妊娠率46%に対して外出しは22%で、外出しにも妊娠のリスクはある
「我慢汁だから大丈夫」と思い込んで性行為を続けていると、思わぬ妊娠を招く場合があります。
性行為から数日以内であれば、緊急避妊としてアフターピルが使用できるため、悩んでいる人はまずオンラインで相談してみましょう。
