「ピルって副作用が心配です」
低用量ピルの副作用は妊娠と同じです。どういう事かと言うと、低用量ピルは体内の女性ホルモンを妊娠と同様の状態に調整するため、妊娠初期の症状を示す事がある、という意味です。
また副作用の発現率はピルの種類によって大きく異なります。当院で処方しているピルの場合、何らかの不具合を感じる方は非常に少ないです。つまり、ほとんど全ての方は何も不具合なく、メリットのみ得る事ができます。
吐き気やだるさ、むくみなどを感じる可能性がありますが、ホルモンが安定すれば必ず消えます。また、脱水状態だとこういった症状が強く出る事があります。1日に2リットル以上、水を飲みましょう。また、血栓症の事を心配する方がたまにいらっしゃいますが、当院で扱っているピルを当院の指導通りに服用した場合、血栓症を起こす確率は0%です。
ピルを飲んだら太った、という話を聞いた事があるかもしれません。少なくとも当院で扱っているピルによって脂肪が増加する(=太る)事はありません。「ピルが太る」のではなく、「服用すると太るピルも世の中にはある」と捉えてください。